起業をしたいあなたへ

これは
創業22年目の創業記念日を感謝して
その時の自分に宛てたものです。

今、44歳。
創業して22年。

ちょうど、
人生の半分を「起業人生」として生きてきました。

この間に設立した会社は10社を超え
そのほとんどが倒産や解散をしています。

しかし、
うまくいって、続いている会社も数社あります。

よく
・設立1年で60%がなくなる
・10年で90%以上がなくなる

などと言われますが

そんな中でも企業として生き続けていることに
感謝します。

そんななか、
起業前にした22歳のぼくに
いまメッセージを投げるとしたら

「素晴らしい未来が待っているから創業しなさい」

というものです。

この素晴らしい未来とは
お金持ちになるとか
豊かになるとか
そういうことではなくて

かけがえのない体験ができる
ということです。

この体験は、何にも代えがたいものです。
そして、
それは嬉しいことや楽しいことばかりではありません。

当時のぼくは
そしてその時代は

起業をすることが当たり前ではなく
インターネットも普及していないので
今に比べると
圧倒的に

情報も環境も整っていません。

だから
教えてくれる人もいなければ
検索しても何も出てこないので

「自分で体験する」ということが、前進するたった一つの道でした。

言い方を変えれば
失敗して覚える
ということです。

確かに、
失敗しすぎて
数千万円の借金などもできましたが、
今となっては、笑い話というか
いい講演のネタでもあります。

でも
そのころ、
自宅の隣のガレージを借りて

無我夢中で、自分のビジネスに打ち込み
同士と夢を語り合い
徹夜でプランを考える。

そんな365日でした。

目が覚めてから
眠りにつくまで

ずっとずっと
考えていました。

うまくいくこともあれば
それを遥かにうわまわるうまくいかないこともあり

まさに
ジェットコースターのような人生でした。

でも
「起業」が与えてくれたギフトは

「生み出すことの素晴らしさ」です。

なかったらつくろう、
この発想があれば

どんなときでも
どこでも
生きていくことができます。

それは
時代が変わっても、場所が変わっても。

当時とぼくが変わっていない物があるとしたら

「興味があることをいち早く試し
 それを分かち合う」

ということです。

その想いがあるからこそ
今があるのかな、と思います。

そして、
22歳の起業したてのぼくにアドバイスを伝えるとしたら

●人に会いなさい

です。

ビジネスも人生もうまくいく秘訣は
ご縁が運んできてくれます。

デジタルが発達すればするほど
人との関わりがとっても重要になるからです。

この人に会いなさい、の裏には
こんな意図も含まれています。

「あなたより優れている人は、あなたに会う暇はない。」

この課題を
いかに乗り越えるか?

です。

そして、
この課題は
ちょっとしたアイデアで
解決することが可能なのです。

まだ未経験のことを
自分でトライして失敗するものいいけど
すでにうまくいっている人から、
うまくいく方法を直接聞いて(もちろんネットで調べた上で)
それでトライすることで

大幅な時間とエネルギーの
短縮になります。

それでも、失敗するから
失敗の心配はしなくて大丈夫。

こんなに交通費が安くなって
こんなに人とつながることが容易になった今では

まさに
メッセージとしては

●人に会いなさい

です。

もし、
タイムマシンがあるのなら、
たったそれだけを言いに、過去に戻りたいです。

起業というと
大げさですが

フリーランスでもおなじこと。

もし、
やりたいと思ったら、
自分で起ち上げて挑戦してみる、
そんな機会も楽しいですよ。

失敗しても、しなないので、
大丈夫です。

魔法の質問
「あなたはどんな一歩を踏み出しますか?」

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ぼくの起業体験の失敗談、ここにも書いています。

http://shitsumon.jp/sp/qlc/